圓福寺が大切にしていること
圓福寺の特徴というべき大切にしていることがあります。それは、懺悔・供養・因縁の3つのことです。
圓福寺では、この3つのこと大切にしつつ、本堂を開放し、自由に参拝できる開かれたお寺を目指しております。お参りされたときに、いつもお経が聞こえてくる、そんなお寺でありたいと想っております。神楽坂散歩の途中に、お仕事の休憩中に、お気軽にお立ち寄りください。
① 懺悔(お詫び)をする
過去の行いを、心からお詫びをする。
私たちは、この世に生まれてから、また生まれる以前の過去世においても、
大なり小なり悪いことをしています。よく「運が良かった」「運が悪かった」という言葉を使いますが、この「運」というのは、過去の行い(原因)の結果なのです。偶然ということはなく、みな必然です。
お釈迦さまも、「過去の行いの結果が現在であり、未来は現在の行いによって決まる」とおっしゃっています。自分が不幸だとか、能力がないとか、親が悪いとか、周りの人間が悪いとか、そういったことは思わず、自分の過去世の行いが原因と考え、その行いを心からお詫びすることがとても大切です。すると、結果的に自分自身の悩みや苦しみの解決にもつながるのです。
② 因縁を知る
不運や困難を引き起こすのが因縁
因縁とは、「原因」、「過去世からの宿命」や「苦しんでいる霊」などの意味があります。とくに、苦しんでいる霊としての因縁は、自分の苦しみや思いを伝えるため、その人に対して事故や病気、人間関係の悪化など、さまざまな不運や不幸、困難などを引き起こすことがあります。その人の生活を邪魔するのです。悪いことのすべてが因縁によるものとは断言できません。しかし、因縁による作用が原因である場合も多々あるのです。視点を変えれば、因縁も苦しいからあらゆる手段で相手に、その苦しみを分からせようとするのです。因縁は家族や子孫のほか、縁のある相手にも頼ります。因縁を苦しみから救い、納得させるためには、先述した「供養」と「お詫び」が必要です。そうすることで、自分や家族の問題も解決へと向かっていきます。
③ 供養をする
最高のごちそうを施す。
供養とは、先祖など、亡くなった方への施しであると同時に、苦しんでいる先祖の霊に対する施しでもあります。供養はそれら霊にとって「ご飯」と同じです。特に、お釈迦さまの最高の教えである「法華経」によって供養することは、最高のご馳走を施すことと同じであり、苦しんでいる霊にとっては大きな喜び・救いとなります。苦しんでいる霊を供養することは、悩みや苦しみの解決にも結びついています。圓福寺(円福寺)では、普段より、お塔婆供養を行っております。