悩みを解決するには

圓福寺だよりコラム「仏音」

column No.043

 

 

近年、ますます不幸・不安・残忍な社会現象が多くなっています。

 

いじめや殺人、それも親殺し、子殺しなど、考えられないような事件が頻発しています。交通事故なども、必ず毎年起きています。

 

今後どうなるのが不安で一杯になります。

 

 

「魔が入る」とは

 

日蓮聖人は、「悪霊は親にも、子にも、主人にも奥さんにも、友達にも、あらゆる人に入り込み、人々を悩ます」とおっしゃっています。

 

自分の気持ちがしっかりしていないと悪霊が入り込みます。

 

そして嫌なことを起こすのです。

 

悪霊というのは、汚いところ・不浄なところ・悪い事・人が嫌がる事を好むのです。

 

逆に、キレイなところ・善い事を嫌がります。

 

いいかげんな気持ち、悪い考えを持つ人には、入りやすいのです。入り込んで、その人を使って色々悪い事を行わせるのです。

 

「魔が入る」とよく言いますが、正にこのことです。

 

 

目に見えないものを信じる

 

では、悪霊に入られないためにはどうしたら良いか。

 

それは、南無妙法蓮華経を身・口・意に唱え、先祖供養を怠りなくすることです。

 

南無妙法蓮華経を唱える際には、心より自分の過去世から現在までの罪、先祖の罪を懺悔する。そして見返りを求めないで奉仕し、法華経を強く信じて唱えることが大切です。

 

そういう正しく法華経を信仰する人を仏・菩薩・守護神などが守ってくれます。

 

このことは法華経に書かれています。つまり、お釈迦さまがおっしゃっていたことなのです。

 

目に見えない霊というものが、この世の中にあるということを皆が本当に信じれば、この世の中はもっと良くなるはずです。

 

 

平成25(2013年)年01月01日発行 第70号より