■ コラム

腹悪しき者をば、天は守らせたまわぬ

column No.051

 

 

日蓮聖人は、崇崚天皇御書に「腹悪しき者をば天は守らせ給わぬ」と書かれています。

 

「悪い考えを持って生きている者、短気の者は仏様が守ってくれない」という意味です。

 

 

短気は損気

 

昔から、短気は損気と言われています。

 

短気を起こし、物事がうまくいかなかったり、人間関係の悪化など、短気というのは全てにうまくいかなくなることが多いです。

 

短気を起こすと顔に現れたり、態度に出たり、もろもろ悪くなることの原因になります。

 

そんな状態の時に、スキをねらって悪霊・因縁が入りやすくなります。

 

悪霊・因縁には、悪、不幸、苦しみ、汚い・・・そういう私たち人間にとって嫌なことが、大好きなのです。つまり、人が短気を起こした状態は、悪霊・因縁が最も好む時なのです。

 

世の中の不幸な事件、事故等、悪霊がスキを狙って待っています。

 

「人間が悪い考えを持ったり、短気になった時は、仏さまも守護してくれない」と、日蓮聖人はおっしゃっているのです。

 

 

仏さまに守護していただく

 

私たちは、常日頃より、人に迷惑のかかる考え、自分中心の考え、短気な気持ちを捨てて、常に平穏な気持ちを持ち続けたいものです。

 

そのために、お題目「南無妙法蓮華経」を絶やさず身・口・意に唱えていくことが最良の方法です。そのような人々には、仏さまも守護をしていただけると信じます。

 

日蓮聖人「崇崚天皇御書」より抜粋

 

「和文殿は一定腹あしき相かをに顕れたり。いかに大事と思へども、腹あしき者をば天は守らせ給はぬと知らせ給へ」

 

<現代語訳>

「あなたは必ず腹を立てると、そのよくない相が顔にあらわれてくる。いかなる大事なときでも腹の悪い短気な者には、諸天は守護をしないものと、よく知っておいた方がよろしい。」

 

 

平成28(2016年)年07月01日発行 第77号より

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